詩歌の可能性をば。∞(121)6年前の李白「江上吟」現代詩風意訳。

ダイバーシティ(diversity; 多様性)、ハグ(hug; 抱擁)、とかとか。


カタカナ英語が、まっ、時代の趨勢というもんの怖さというべきかねぇ、


跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)するご当世ですもんねぇ、


おれ自身も詩作にちゃっかりその風潮を利用してんだから、


偉そうな口をきけませんよねぇ。‥


稀代の詩歌添削人としての凄腕ぶりを期待するしょくぅんっ。に


申し訳ないが。



(0^0^0)



今回の「あるきだす言葉たち」の短歌10首に手を入れてあげたいのが山々ですがね、


留保しとこう。


ごめんね!



(0^0^0)



へえ!


アルゼンチン出身でスイスに移って


20世紀文学の巨人として


世界文学に悲鳴をあげさせるに至ったラテンアメリカ文学の興隆の嚆矢と


なってらっしゃったボルヘスちゃん♡も


短歌形式で詩を詠まれてたってぇ。


うっふ♡




(0^0^0)



残念ながらスペイン語は勉強が足りませんが、


名訳者であらせられる鼓直さんのご努力ぶりに敬意をはらうとして、


いずれ


スペイン語を猛勉強して一夜漬けで、


ボルヘスちゃん♡のスペイン語短歌を


きちっと五七五七七の韻律形式に日本語訳してみてぇ=んだっっ。。


これは宿題のひとつにしよっと。


うふふふふっ♡




(0^0^0)




でぇ、


わが日本語の伝統はそーそーバカにしたもんじゃないっ。


欧文語翻訳の歴史は200年にもわたる鎖国時代から


150年くらいしか経ってないんだから、


未熟さも生兵法さも仕方がないしねっ、


(-_-メ)



しかしだね!


それ以前の10世紀も長く、


隣国(まっ、大企業病にかかっちまって、最近になって立ち直ったばかりっ???)の


世界に誇れる文学遺産をすんげぇ!貪婪さで


吸収しまくって、


独自の文学伝統を築き上げてきたのがご周知なんだろ。


元来は中国語ですがね、


漢文、漢詩として知られている漢語が


偉大なる日本語の精妙な記憶として受け継がれていますよね。



(0^0^0)



何も欧米語ばっかしがいいわけがないんだろぉ。


6年前の李白の「江上吟」の現代詩風意訳をしたのを


お目にかけてやりましょうね♡


まず漢詩を。


七言古詩の体裁になっていますが、


難読の不便さをしばし我慢。




江上吟   李白



木蘭之枻沙棠舟
玉簫金管座両頭
美酒樽中置千斛
載妓随波任去留
仙人有待乗黄鶴
海客無心随白鷗
屈平詞賦懸日月
楚王臺榭空山丘
興酣落筆瑤五嶽
詩成笑傲凌滄州
功名富貴若長在
漢水亦應西北流



まっ。


80代のお元気な老人たちなら


すらすらっ。。


読めるだろーが。


訓読体(いわゆる読み下し文)を添えれば


いくばくかは年代の下った方々が


なんとか分かるでしょーねっ。




(訓読体)



木(もく)蘭(らん)の枻(かい) 沙棠(さとう)の舟
玉簫(ぎょくしょう)金管 両頭に座す
美酒は樽中に千斛(ごく)を置き
妓を載せ波に随って去留に任す
仙人待つ有り 黄鶴に乗り
海客心無く 白鷗に随う
屈平の詞賦は日月を懸け
楚王の台榭(だいしゃ)は空しく山(さん)丘(きゅう)
興酣(たけな)わにして筆を落とせば五嶽を揺(うご)かし
詩成りて笑傲(しょうごう)すれば滄州を凌ぐ
功名富貴 若(も)し長(とこし)えに在らば
漢水も亦(ま)た応(まさ)に西北に流るべし



(0^0^0)



それでも分からな~いっ!!と


お叫びになるんなら、


ぼかァ、


現代詩風に意訳しておいてあげましたっちゅね。


(0^0^0)



必要な予備知識をなるべくかみ砕いて


脚注を回避して本文中の暗示にとどめながらも、


原詩の詩趣をそこなうことなく


李白という詩人のすごさを透明人間に徹して伝えたつもりで


ございましゅ。


おほほほほ♡




(0^0^0)



江上に遊ぶ  唐井誠二による現代詩風意訳




しっかりと頑丈な櫂を流し、
その舟の両側には妓女たちが
玉で飾った笙と黄金で彩られた管楽器を手にとり、
漕ぎ出す、大河の波のまに浮かぶ、
うまい酒は千石もの樽に湛えられ、
あてもなく舟が往路を船首の指すままに
まかせて、黄鶴に乗ることを期して待ちわびる仙人の
心地がせずにいられぬもの。
いつも白いかもめに逃げられるので
つい無心になるよりほかなかった浜辺のひとのように。

ほかのひとに貶められた屈原の著き残した詩が
太陽と月のように歳月を経ても輝き、
当時の王であった楚王の建てた高楼が
今は山と丘となって見る影もない。

感興が極めれば筆を落とすがままに
名の知られた五つの名山も揺さぶられ、
詩が出来上がって傲りたかぶる笑いで
気持ちが大きくなり、
仙人の住み処で知られた孤島が
小さく見えようというもの。

功名とか富貴とかとこしえに続くならば
この大河が逆しまに西北に流れて行こうものなのさ。





(0^0^0)


ね!


日本語の精妙さきわまりない記憶の


すみずみまでさぐって、


漢詩の偉大なる世界遺産級っ。の果実を


少しでも汲み取れるなんて


快楽でしょ。


今も残る故事とか、四字熟語とか、


カタカナ英語と「二刀流」を


駆使してみればおもろいんやろ。




(0^0^0)



もち、


漢詩をすばらしい意訳なされた文学者が


過去に多数いらっしゃったこともすでに知っていますし。


(*^_^*)




大変失礼ですが、


隣国とてもはたしてこの詩趣を分かってらっしゃるネイティブが


どんくらいいらっしゃるでしょうかねぇ。


‥‥


いえいえ、


隣国をおとしめるわけではないですよ!


世界じゅうだって


自分の国の忘れ去られた文学遺産が外国人の目で


再発見されて


世界遺産級っ!と認定されるのに至る例にいとまあらず、です。


古くなった言葉がそりゃ顧みられなくなるのは


必然なんですが、


あれほどとっつきにくて、近寄りがたい言葉が


こんな生き生きとして迫って


よみがえってくるなんて


古典を読む面白さの醍醐味に


ほかなりません。


たまに自分の国の古典を見直さればいいでしょう。




(0^0^0)



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