詩歌の可能性をば。∞(54)返歌+添削詩、もーやーだもんっ!

ゆっくりと休みたいと思ったけど、


今日は二日分の仕事をやっちまいましたァ。


これでおらが寿命が


年ごとに縮んじまうんでしょうねぇ~。


決して長生きしたいとは思わんが、



トホホ。


さて、と、


先日おれに広告コピーの詩をさんざと添削されたオバン詩人が


どーやらリベンジを企んで、


今日付の夕刊に


17字×24行の詩を


発表してくれましたんね。



(0^0^0)




 鉄塔愛      


    小池昌代



春、けいせい橋渡ればヘルメットの
おっさん、信号変わりましたヨー気を
つけてヨと声あげ、ここは押上、神妙
に平べったい街。空(スカ)の(イツ)樹(リー)とやら、工事
中だってのに音ひとつしない。花粉症
の、両の赤目に静けさしみて、北十間(じっけん)
側(がわ)沿いにずいずい歩く。足元に寄って
見上げれば、現在594米。白い鉄骨
には脛(すね)毛(げ)のごときイガイガあり。こみ
あげるものが女を突き抜け、ツリーの
天までのぼっていく。なんてこったよ、
まったく違う、至近距離から眺めやれ
ば。その孤独、その尖り、高さ、力、
不動、象徴。物言わぬ鋼鉄の、極まっ
た寂しさ骨身にしみて、愛が動く、オ
ォ鉄塔。女にとって男とは、今この時、
目の前に在る物なのであった。タワー
が風に咆哮(ほうこう)する。オオウオウ。地表割
れ海山うなり空も女も弓なりに。柵乗
り越え、鋼鉄の足に我が足からませし
がみつきたい。おまえさんにあたしの
気持ち、分かるかい? こらえていた
ものがあふれでてくる。まだ伸びるま
だ。明日があるまだ途上である。



(-_-メ)


‥‥



ダメダメ!



ご意欲は大変買うけれど、


16行目の「女にとって男とは、今この時、/


目の前に在る物なのであった。」という行またがりの詩句は


ひでぇ=貧困な表現で、


全体の詩を台無しにしちまうもんですよ。


おおかたこんオバン詩人は


巨根願望が強いタイプでありながらも、


意外とウブだったりしてぇ~、


無経験のくせに


世界一大きな巨根を夢みてる少女タイプだったりして。



(0^0^0)



まあ、表現は悪くないが、


なんてか、


17字×24行の枠内を満たすために


漢字名をわざわざ平仮名にして


字数のごまかししちゃっていいかしらんね?


(-_-メ)




それに、


やっぱ、ウブなオバン詩人でいらっしゃいますねぇ、


男の声にも怖ろしく疎くお見受けしますね、


おっさんの声の生かし方が


今ひとつね!



(0^0^0)



でぇ~、


おらが添削した詩を


以下にお見せやんせ。


(>ω<)


16字×25行の体裁で、


17行目の例外をのぞいてね(っという音を二重に重ねていますので、


やはり16字だろ!なんちゃって強弁てか。)




( ̄^ ̄)




 鉄塔愛



   唐井誠二による添削。



 春、京成橋を渡ればヘルメットの
おじさん、信号変わりましたヨー気
をつけてと声をかけ、ここは押上で、
無心に平べったい街だ。空(スカ)の(イツ)樹(リー)の工
事いまだなのに音ひとつしない。花
粉症の両の赤目に、静粛しみて、北
十間(じっけん)側沿いに誘われるままに歩く。
足元に寄って見上げれば、現在59
4米と表示。白い鉄骨には脛(すね)毛(げ)のご
ときイガイガあり。こみあげるもの
が生身を突き抜け、ツリーの天まで
のぼっていく。なんてこったぁ!ま
ったく違わい、至近距離から眺めやっ
てみると。その孤独、どん尖り、高
さ、不動、象徴。期待の重圧に押し
ひしがれて、鋼鉄から、不測の愛が
動く。鉄塔も愛したるかな。タワー
が風に咆哮するのを聞けば、その力
が女の憧れをいやおうがなく惹きつ
け聳立(しょうりつ)して在る物なのであった。コ
オウコウ。地表ぱっくり割れ、海山
も空も揺るぎ、そして女が弓なりに。
鋼鉄の足にわたしの足とからませて。
おまえさん、おれの気持ち分かるか。
まだ明日にも伸びていまだに途上。




( ̄^ ̄)


鉄塔フェチのオバン詩人に付き合うのは


もー沢山だ!と


ゆーんがおらが正直な気持ちです。


フェチっつたってね、


対象への肉薄度が弱いだと、


うっかりと


「おまえさんにあたしの気持ち、分かるかい?」ってな


弱弱しい表現を挿しはさんでしまうんだろ。


そりゃあ、


MがSの気持ちを分かり合えるか、


SがMの気持ちを分かり合えるか、


「物言わぬ鋼鉄の、極まった寂しさ骨身にしみて、愛が動く、オォ鉄塔。」


ってな詩句には


そこら辺の対象への肉薄度の甘さが


もろに露呈していますぅね。


いっそ、


鋼鉄はど超Sと見做しちまって表現すりゃ、


ぐんぐんと伸び上がってとどまらない巨根の


極上の隠喩になると思いますねぇ。



⊂⊂(>_<)⊃⊃






あ~、


やーだもんっ!


(-ε-)



でも、昨日谷川俊太郎さんの「まどろみ」を


読んで唸らされました。


全部平仮名にしてみて御覧よ。


7音×3行、


10音×2行(第一聯=合計41音)、


7音×1行、


13音×1行、


8音×2行、


9音×1行(第二聯=合計45音)、


7音×1行、


8音×1行、


7音×1行(第三聯=合計22音)。



5、7、5などの伝統的な音律に縛られず、


自由口語詩の最大の利点は


奇数と偶数の音数を配合していわば現代的なリズム感を作れるところに


ありますからね。


もちろんちゃんと意味が通じればの話です。



(*^_^*)



で、おらが返歌を以上にて


お見せやんせ。




かりね


壮年はまだ仮寝
初老と呼べど
不惑から十歳ふるれど
まつろはぬ犬のごと
いつも星辰を敵にして

壮年は夢半ば
意地悪な現実に弄(いじ)られ
器用に立ち回れず
仮寝のうちに
世界をだましだまし

壮年は目覚めない
勘定ずくめに疲れ
とんと悟りに遠くして




( ̄^ ̄)




以上でした。


ほんまに死んじゃうねぇ~。



画像




あ‥


上掲図の画像は、


会心作のドライカレー+ターメリックライスです。


おいしかったァ!!


(0^0^0)

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