詩歌の可能性をば。∞(65)やれやれ、歌人の面倒を見て。

ちょっくら分かりにくい、おらが10歳年下(1968年生)の歌人の


前衛短歌とおぼしき十首を、二日前に拝読させていただきました。


今ひとつ。


(-_-メ)




即座に添削したかったけど、


とてつもなくゴタゴタが


のしかかってきて、そのほうに頭を働かせなくっちゃいけなかったもんで、


後回しにしてきました。


⊂⊂(>_<)⊃⊃



今日になってね、


なんとか面倒を見る(余計なお世話だ!と拒まれてもご結構です)


余裕が出ました。


⊂⊂(>_<)⊃⊃




でわw、


歌人の原作を以下に掲載してみやんせ。




足の踏み場、象の墓場



     我褄俊樹



かたちととのえながらゆうべの足音を靴にかさねてゆく雨通り

投げ上げた穴あき帽子! おめでとうの云える機械にふかく囲まれ

生まれてから一度もきみが終バスに乗ったことのない話をしよう

いいえわたしはホテルではなく牢屋です 赤いのは眼できみをみている

聞こえてるつもりのクラウン人形を洗ってた夢の中で唄って

砂の吹く中央通りにバスがなくだらりと腕にまきつけたバッグ

眉を順路のようにならべて三分間写真のように生まれ変わるよ

月光はわたしたちにとどく頃にはすりきれて泥棒になってる

勇気ある安コーヒーの迷路からとびだせホース! 散らかしながら

中里さんの塗り替えてくれたアパートに百年住むこの夕暮れから



(-σ-)≒


((゜Д ゜;))


‥‥


ごくごく丁寧に読み返しますと、


なんか分かるね、


タイトルからして見れば


3・11ショックで


「なにくそ!詠みまくってやるぞ!」と


いう心意気が読み取れなくもありませんが、


破調バンバン!ってな作風っつーか、


おれ、前衛短歌ってもんはじぇんじぇん無知でありまして、


破格バンバン!ってな表現にちょっと


戸惑っておりまして、


ちょいと足りない表現力を


クソエロオヤジのいらぬ老婆心で


ちょこちょこ‥と


埋め合わせまして、


以下のごとく添削して見せたのでございます。



(-σ-)≒


無視してもいいんですよぉ。


(0^0^0)





足の踏みどなき、象の墓場



   唐井誠二による添削。



ゆうべの足音を靴にかさねてきょうのかたちをととのえる雨通り

投げ上げた穴あき帽子! おめでとうと合成音声にふかく囲まれ

生まれてからきみが一度も終バスに乗ったことのない話があるよ

いいえわたしはホテルではなく牢屋です 充血した眼できみをみつめ

聞き入ってるつもりのクラウン人形は夢の中で洗ってたっけ

黄沙の吹く中央通りにバスがなくぶらりと腕にまきつけたバッグ

眉を順路みたくならべて三分間写真のように見栄えよくする

月光はわたしたちにとどく頃にはすりきれて泥棒に変じる

肝だめし安コーヒーの迷路からとびだせホース! 明日の味覚で

中里さんの塗装補強してくれたアパートなら百年住む落日のさき



(0^0^0)




第六首の「砂の吹く」を見まして、


どうやらこの歌人が3・11で帰宅難民になっちゃっただろう、と


勝手ながら忖度されます。


しかし、


惜しい!


「砂の吹く」と、「だらりと」の音相というか、響き合い方がかなり悪い。


それで


「黄沙」と、「ぶらりと」に書き直しました。


最高点をつけたい一首は、


第八首の「月光は‥」ですが、


締め括り方は「なってる」じゃ尻すぼみになっちまうんだろ。


それで


「変じる」と書き直しました。


これなら月光の空き巣狙いでもないってか、


万遍なく侵入してくれる「泥棒」に変化するイメージが


浮かびやすいでしょう。


(-σ-)≒


この歌人はね、


きっと3・11で落涙いっぱい、いっぱいでいらっしゃったことでしょうね。


おらと同様に


巨大な悲しみの前でただ跪居するわけにゃいかない!!と


頑張り抜いて


奮い立ってこの十首を詠まれたでしょう、と


想像に難くないですね。



とかく無力感に打ちひしがれるわけにゃいかねー!!と


いうお気持ちはよくよく分かりますがね、


タイトル「足の踏み場、象の墓場」からして


ちょっといただけません。


(-σ-)≒



いっそなんせ、ああいう文明の巨大技術が


崩壊しちゃって


文字通り「象の墓場」になり変わっちまった現実を前に


タイトル「足の踏みどなき、象の墓場」と


ズバリ直截たる表現に変えればよくね?と


思えちゃいますね。


第九首「勇気ある安コーヒー」は難解ですが、


どのイメージかはチンプンカンプンながら、


もっと前向きの表現にした方がいいじゃないかな、と


思って添削して見せました。


最後の一首「中里さんの」も今ひとつだね。




(-σ-)≒




これで詩歌添削人の仕事はおしまい。


でぇ、


今日詠みあげたおらが四句を


以下に


掲げときますぅ。


( ̄^ ̄)



兆と京入り乱る四重災害

視察するたび面の皮が嘘を隠す

気づからず電力源は怖しとは

買いだめに馳せたのが何喰わぬ顔



( ̄^ ̄)




画像

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