かき炊き込み御飯。(*^_^*)そして名詩

画像

(*^_^*)


初めて作ってみまんたよ~、


おいしかったですぅけど、まだ改良点が残って、次の機会に


さらにおいしく作りたいと思います。


‥‥もうじきかきの季節が切れるかも、


だってさ、3月に開花するはずの花が、あちこちと路傍に咲いちゃって


たとえばアセビ、チンジョウゲ‥ 山桜が早咲きしちゃって、


今年の異常気候が思いやられますぅ。


あ”ぁ~、


(-_-メ)


で、


今日新聞で素晴らしい詩を見つけた。


忙しい身ですから、速読しやすい日本語で翻訳文を読んで、


原語のおぼろげな記憶もありますから、


原文のほうはどうかしら?と


ひっかかって、昔だったら原書を取り寄せるんですけど、


本当に便利な世の中になったんだね。


今やネットで原文を検索してわずか数秒で手元に寄せて、


読めるようになってきたんだね。


ひっかかった詩はこういうもんです。



―――



(朝日新聞夕刊『詩のジャングルジム』より)



アーサー・ビナードさん(素晴らしい日本語詩を書いてらっしゃる米国人)と木坂涼氏の


共訳された訳詩。






一本の木と同じくらいすてきな詩に
ぼくは一度も出会ったことがない

木はやさしい大地の胸に吸いついて
流れてくる恵みをのがさない

木はずっと天を見上げて
腕をいっぱい広げて祈りつづけている

夏になればツグミたちがきて
巣のアクセサリーで木の頭を飾る

木は雪を深々とかぶったこともあるし
だれよりも雨と仲よく暮らしている

詩はぼくみたいなトンマなやつでも作れるが
木を作るなんてそれは神様にしかできない




この詩想の卓抜さに、


「ん?出来れば原文を読みたい!


えっ?この詩人、ジョイス・キルマーは31歳で第一世界大戦で死んだって?


おや‥行間からは、英語の素晴らしい泡が聴こえそうだ」


と感じ入って、


すぐにネットの英語圏でこの詩人を検索し、


原題'Trees'の詩を見つけた。



原文を以下に掲載しておきます。


英語の分かんないお方でも辞書をめくれば易しく読めます。



TREES
by: Joyce Kilmer (1886-1918)


I THINK that I shall never see
A poem lovely as a tree.

A tree whose hungry mouth is prest
Against the earth's sweet flowing breast;

A tree that looks at God all day,
And lifts her leafy arms to pray;

A tree that may in Summer wear
A nest of robins in her hair;

Upon whose bosom snow has lain;
Who intimately lives with rain.

Poems are made by fools like me,
But only God can make a tree.




嬉しいね!


頭韻、脚韻、最後に来て韻律の盛り返し、


なんてったって、


'A tree whose hungry mouth is prest
Against the earth's sweet flowing breast;'


という二行がとにかく舌を巻かせられるんだよ。


心憎くもお二人のされた、日本語の韻律を美しく奏でるがごとき名訳の


「木はやさしい大地の胸に吸いついて
流れてくる恵みをのがさない」


に該当しますよ。


直訳すれば、


「木は大地のとめどなく流れる胸を
口を大きく開けて待ち構えている」


というイメージをまるで母のおっぱいにむしゃぶりつく赤ん坊に


見立てて、ため息をつく想像豊かで、美しい意訳を


したわけです。


それだけではなく、


英語の時制を日本語の時制に置換する際のお二人の創意工夫ぶりも


さすがに脱帽しっぱなしですよ。


'I THINK that I shall never see
A poem lovely as a tree.'


直訳すれば、


「一本の木と同じくらい素敵な詩を

これからもう二度と見つけることはないだろう」


という意味を、全体の韻律をよく考えたうえで、


思いきり未知のものにめぐりあえた!という意味を強めるために


「一本の木と同じくらいすてきな詩に
ぼくは一度も出会ったことがない」


という意訳をされたこと自体は


大胆かつ繊細な芸当としかいいようがない。



(*^_^*)



違う言語同志のあいだにぽっかりと空いた穴に


どんな橋を架け渡すか、


まさしく詩人の想像力と訳者の誠実さが


決定的にものいいますよ。


そう!


ここまで見せてきたおれの翻訳の芸も


それに通じていますよ。



(*^_^*)



おいしい御飯と詩、そして名訳を


ごちそうになりました。


(*^_^*)




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