「官能的ためらい」シリーズ‥ちょっと自作解題ね∧(;― ≒ ―≠)∧

今日も五月晴れ、うとうととしちゃいそうですね。


あんがとさんよ、日本語の分かる野郎ども、日本語の分かんない野郎ども、


おれちゃんっつー男はど広い心の持ち主なんだから、外国人コンプレックスなんぞねーぞ。


え‥まァ、はからずも5年前の幻の作品を


こういう形で全部公開しまして、ちょっと自作解題めいた話をさせていただきますぅ∧(;― ≒ ―≠)∧



英語の分かんない野郎どものために、


「官能的ためらい」(Voluptuous hesitation)シリーズの原題をみずから邦題にしてあげまちゅぅ。



(それにしても英語って奥が深い!


日本語を英語に訳するのと同様に、自分のつけた英語タイトルをどー訳すりゃいいんだ、と


ほったらかしちゃいましたくらいですからね。


でもここで敢えて苦言を呈しておきます、


最近は映画配給会社の翻訳センスのなさに眉をひそめていますよ、


英語タイトルをもっとひねた邦題に訳して欲しい、例えばオードリー・ヘップバーン出演の「昼下がりの情事」(57年製作・ビリー・ワイルダー脚本・監督)の例に思いをはせれば分かるように、

原題はLove in the Afternoonを、当時の観客たちを惹きつけるようにどう訳しようか四苦八苦していた映画配給会社のスタッフの創意工夫が素晴らしい。


何故って、まだしも恋愛に欧米人ほどに積極的ではない日本人たちの顰蹙を買うリスクを犯してまでも、


欧米人たちの恋愛はこうも明るいんですよ、


と実にうまい組み合わせ、「昼下がり」+「情事」の邦題を考えたもんですからね。


もちろんゲーリー・クーパー、オードリー・ヘップバーンのキャスト、ビリー・ワイルダーの演出のおかげで、


見終えた日本人の観客たちがその邦題に逆に好印象を覚えて、今でも語り継がれているほどなんだよ。


最近の洋画の邦題って、なんか下手な文学少年の書きつけたとおぼしいやつが多いですよね、


いくらカタカナ英語が氾濫してっても、英語の深い含蓄をないがしろにしてるやつも多過ぎて、困ったもんだ)



‥へっえん!おっほん!


閑話休題。(この奥ゆかしい日本語を知らない若者も多いんだ、辞書で調べてみろよなっ。てめーらぁの母語も素晴らしいんだじぇい!)


1.Game of Seduction
(誘惑ゲーム)

2.Skirmishes in a Spring Breeze
(春のそよ風のこぜり合い)

3.Strange Coughing of the Maturity
(熟れし中にて奇妙な咽び)

4.The Moist Silence in Transit
(しばしの濡れた沈黙)

5.Equal Ignorance and Bond
(軽くいなすも絆が強き渡り合い)


本当に自分でも訳しずらい英語タイトルをつけちゃったもんだねぇ‥


∧(;― ≒ ―≠)∧



でも、英語の分かんない皆しゃまの頭の中にすっきりと入りやすい邦題になってると思う。

実に英語ってむずかしいねぇ~、英語で考えてスパッと言えても、日本人に自分の言ったことをどー伝えたらいいか、戸惑っちゃうんだし。


内容を見終えた皆しゃま、


この邦題を見ておおかた納得されたことかと思います。


男女の、恋愛の段取りっつーか、


まず誘惑ゲームを繰り広げ、欲情を抱き合い、


おたがいに吹きつけ合う春のそよ風の中でこぜり合いを繰り返し、


熟れた体同士をなすりつけ合い、喘ぐとも咽ぶともつかない咳払いをして、


ことを終えた後、


しばしの間見つめ合って、濡れた沈黙をじっくりと噛みしめる‥




しかし、ですよね、


この後は問題!


ま‥ああいう性的経験をしちゃって、恋人との別離を経たおれちゃん、


恋愛観がある意味の広がりを帯び出して、


極めて多義的な英語タイトルを思いついたんですよ。


「軽くいなすも絆が強き渡り合い」(Equal Ignorance and Bond)


恋したことのある皆しゃまなら思い当るでしょう、


仲が密接であればあるほどにどうしても恋愛感情と正反対の感情―


相手のことをわずらしく思い、うっざたく感じ、あまつさえ憎悪さえも


芽ばえ、アンビヴァレントな、愛憎関係になっちゃうってこと。


すると、敢えて距離を置いてみて、相手から一歩引いてみて、


恋愛の狂熱がさめて、「相手ははたして私に必要な存在かしら?」と


自問自答せずにいられなくなる、


そしておたがいに距離を置いて、軽くいなし合っても、


何故か絆が強いから、本当に末永く付き合える、と初めて悟る、


そんな男女の平等な、渡り合い。


ちゅうどその長大な音楽ビデオを作る前にジョン・ダン詩集を読んでいてね、


思わずはまっちゃったんだ、もちろん16世紀末ー17世紀初期の古語、詩人の実に大胆な機知などに苦労させられて、


何度も再読したんですから、


男女の仲の最終局面を語ることにほかならない音楽ビデオのチャプターごとに


朗読しようと思い立ったんです。


完成してみて、


そりゃあ、初めて全篇を御覧になった皆しゃまが感じたように、


素晴らしくも、単なる恋愛詩を越えたスケール感のある、黙示録的な出来栄えになっちゃったんですね。


∧(;― ≒ ―≠)∧



そこですよ!


何故か野鳥たちの不気味な存在感をDVカメラにおさめ、


数ヵ月後に制作することになる鳥ドラマシリーズ、


ほかの数々のシリーズものをてがけて、


そして我が芸術史上の最高傑作と自他ともに認める、鳥のオペレッタ「里子の縁結びの後家」


‥‥


これまでの経歴、数々の作品群を振り返ってみて、


当時は深く考えなかった「軽くいなすも絆が強き渡り合い」(Equal Ignorance and Bond)


というタイトルは、男女の仲のみならず、


実のところ、人間と生態系の共生関係といった、もっとスケールの大きなテーマを暗示していたんだった、と


思い当ったものですよ。


分かりますか?


人間は自然の一部とはいえ、自然とうまく共生出来ない、まるで相手を力ずくで征服しようとして根強い抵抗に遭ってきた挙句に、


やっぱりおたがいに必要とし合っているんだ、と悟って、


下手に干渉すれば壊滅的にかき乱しかねないし、


かといって絆の強さに目をつむって、完全に無視しては自分も破滅しかねないし、


その微妙なバランスのもとに人間と生態系の関係が成り立っているのだ、


ということよ。


むずかしいもんですね‥


これだけ説明すれば十分でしょうね。


‥‥


∧(;― ≒ ―≠)∧


それにしてもすっごい反響ですね!英語圏では。



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一日足らずで約312,000件のトップ!



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でも‥


悪名高い自動翻訳を試してみたら、


ほらぁ!



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無知と同等の債権‥かねぇ、


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(-ε-)


ま、いいっか、


英語圏のユーザーたち、


「なんか違うな‥日常的に耳慣れたことばの使い方と。


なんか得体の知れないニュアンスが感じられるな」


とでも感じ取ってくれれば嬉しいですよね、


詩人兼言語学者の仕事がここで生きてて。



‥‥


本当にありがとうございましたァ!


ご視聴に感謝いたしますぅ(*^μ ^*)



でわぁ、尊敬する大詩人ジョン・ダンの詩集(ペンギンブックス)を


手にして!



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