短篇小説「放射能ゴキブリvs.行動派の益虫たち」(6)大団円

 「おい? 大丈夫か」 「平気だよ、こんな重たい着ぐるみが役立ったな‥」 と数日くらいの大混乱が続いた後、宙吊りにされた任務でコッオーたちの生息地に向かって出発準備していたきり身を伏せっていたジューノーとロメーキョ少佐がおたがいの無事を確認して呼応し合った。  凄まじかった、としか形容のしようがないばかりだった、これまでの風景が引…
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短篇小説「放射能ゴキブリvs.行動派の益虫たち」(5)

 それでも初代元帥ヴィーセーズの家系の光(こう)耀(よう)が減じることが、名門だからだろう、全然なかった。威光がご健在とは雖(いえど)も着実に一世代ごとに体長が一ミクロンミリも短くなっていく傾向が続いていった。昆虫類の眼がおよそ0.7ミクロンミリから1000ミクロンミリ(=1mm)に分布する、可視光線の赤色光より波長が長くすなわち周波数…
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短篇小説「放射能ゴキブリvs.行動派の益虫たち」(4)

「何だ? 子は親より大きくなるのが常識なんだろ。親より子が小さくなる可能性を突き止めろって? 現在のわれわれの体長を小さくするなんて不可能だが、卵のサイズを小さくすれば可能でなくもない。‥パレオディクティオプテラ(巨大昆虫類)が隆盛してる現代なんだろ。体格差で負けるのが落ちだ」 とコオロギ科の軍医クィンシーは、平べったい顔を威嚇したげ…
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短篇小説「放射能ゴキブリvs.行動派の益虫たち」(3)

「J線が抜け穴になってるじゃないか。F線よりもっと深刻な被害ではないか」 と「ジグザグ大佐」ことガーメッシュ大佐が、待避壕の中で触角を両方とも突き立てながら叫んだ。 「あそこの担当はバーミトーン少尉になってるが‥ 完璧だという報告を受けている筈ですが」  カメムシ類のアオバハゴロモ科のヤーシェ伍長があどけない面持ちで老兵に言い返し…
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短篇小説「放射能ゴキブリvs.行動派の益虫たち」(2)

 単眼の下っこにある複眼で自分の腹板から背板へとまんべんなく視界を回転させながら、ヴィーセーズ元帥が昼寝をとっていた。連日の軍務に疲れ、放射能ゴキブリの反撃などに備えるための放射線遮蔽材の製造(実際は鉱石を唾液で練成する特殊能力を持った昆虫たちを総動員しているため、いわば手作り段階だった)がなかなか捗らないことへの焦りや苛立ちからくる心…
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短篇小説「放射能ゴキブリvs.行動派の益虫たち」(1)

短篇小説新作は3ヶ月ぶりですね‥ こん題名にびっくらしたァ? 虫嫌いはもちろん、ゴキブリが大嫌いな皆ちゃま、やっぱしご遠慮されたほーがいいですね。 夕べ何とか脱稿して、今少々手直ししたばかり。復帰後最長記録約111枚(400字詰め原稿で)! 奇想天外な、唐井流デタラメイズム、お得意の眩惑的ゴタゴタイズムが炸…
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戻り梅雨、つか。そんでもって散文練習っ。

待望の降雨が来ましたが、やはり異常気象だけに 危ぶみもありますぅ。 昨日のツイッターでつぶやいたことをそっくりそのまんま 転載しときまひょ、か。 「台風3号のおかげで梅雨空が戻ってきた。台風と来れば早く過ぎ去れと願いたいところだが、平年より早過ぎる梅雨入りも晴れが異常に続いてきて少雨の心配が濃…
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詩歌の可能性をば。∞(129)コミュ力を越えるのが詩です。もぉ~ッ!

ほんとはね、イヤイヤだったけどもよ、 今日付けの朝日新聞夕刊のおなじみのコラム 「あるきだす言葉たち」で、 すんげぇ=下手な現代詩を読んじゃってね、 つぶやいた通り、 「難解、高尚、孤高を美徳としたがる現代詩壇の悪い癖が出たな。時間の無駄だからスルー。しかし隣りの記事に救われた。気仙…
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梅雨入りかと思いきや晴れが続く‥どーなっとる?6月

歴代3番目の早さで梅雨入りしたかと思ったら、 れれれ? 晴れが続いちゃって、傘の持ち出し損が続くっ。 せっかくですから、 今日はオフだし。6月最初のブログを書いて 写真をお目にかけやしょう。 うわ。世界的イケメンっ。これで54歳とは信じられへん。 …
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5月の掉尾として散文練習っ。

短篇小説執筆の前にちょいと文章ウォーミングアップとして。 (0^0^0) たった今書きつけた日記の一文。 午後6時26分  ほぼ1時間の仮眠の後、換気扇を回し窓を半開きしながら、みずから戒しめつつある積年の深酒の予防として、わざとらしく遅らせに遅らせてきたひっかけ一杯で少し活力を得て、部屋干し…
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8ヶ月ぶりに耳垢除去っ。最大ニュースかね(ネット利用者だけの話)

最後に耳鼻科で耳掃除をやって貰ってから 8ヶ月経ってきたし、だってさぁ金欠病もあったし。 今日、もー梅雨入りなんで、 耳鼻科に行って、 例のようにこちこち凝固した耳垢を溶かす薬剤を両耳に注し入れて それぞれ10分ずつ横になってじっくりと溶けるのを待つ、処置をとられました。 経験…
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詩歌の可能性をば。∞(128)高山れおなへの称賛に代えて掌編小説。

うまい! 文句ない。(*^_^*) 今日付朝日新聞夕刊の「あるきだす言葉たち」で 高山れおなさんの十五句を拝読させていただきました。 (*^_^*) おらが文学的いたずら心が動き出しちゃってしまいまして、 自作「俳句コロッセウム伝聞」のパロデイとして 高山れおなさんへの…
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ビフォーアフター☆天窓のスダレと頭髪

夏日が多くなってゆく時候ですね。 さすがに体調を落としたり自分なりになんとか調整したり、 相も変わらず季節の変わり目というものは、 天候が安定している間はきっかり正確な数値以内に収めればいいのにひきかえて、 誤差がこれまでに考えられないくらい大きくブレ上がったり下がったりするので 意に反…
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詩歌の可能性をば。∞(127)いい詩への、せぇーのぉ!世界レベルで返歌。

何かと詩歌添削人をだらだらとさぼってきましたが、 本日、ご存知の朝日新聞夕刊紙上のコラム「あるきだす言葉たち」に 掲載された秋亜綺羅(あき・あきら)というおらより7歳年上の詩人の 「一+一は!」という詩作品を 読んでまいりましてね、 初めは黙ってスルーしよーか、いい詩だ、と思ったですけど…
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詩歌の可能性をば。∞(126)大森静佳さんの短歌について。

昨日、「詩歌の可能性をば。∞(38)」へコメントが寄せられてきました。 こういうものです。「全部下手になってますね。冒涜です。」(u-mu) それでそのブログ記事を読み返してみました。 2年前の1月11日(火)のものです。 http://seijikaraiscornucopiae.at.webr…
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夏へと近づく‥5月の後始末と写真など。

ここ最近のジグザグ寒暖差に加わって、 急に本日は全国的に夏日(地域によっては真夏日)が観測されたのに伴って、 50代半ばのさして体力も残らぬ身のこっちは、 今朝の未明に二度寝したのに飽き足らず、 なんと昼頃、夕方と重ねて仮眠をとるくらい、 ほんまにうだるような一日だった。 …
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GW特別公開!野鳥ドラマ第八話「かご抜け鳥の子たち」

昨日のブログ記事で打ち明けたように 長篇小説「グレート・ギャツビー」を読んで感動したら、 何故か自作のある作品、2003年から2006年にかけて制作した実写版野鳥ドラマ 「ふんっ!鳥の王国で~す。」シリーズの 第八話「かご抜け鳥の子たち」を思い出した。 父親の言葉をどう取るかで、 …
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5月の寒い、寒い朔(ついたち)。文学と演劇の世界的な深み。

変なことだもんね、出版社に恨まれるかと思ったら、 逆に感謝されたみたいで。 ま、あの天性の書き手はあまりにも長く、 文筆活動を小説や翻訳の散文(もちろん例外があるが)に特化させ過ぎたせいで 台詞の彫琢ぶりの甘さが残って、 昔みたいな都会的気取りが臭かった欠点を 指摘したしね。こ…
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今は世界文学史上でジャパン・ルネッサンスっ☆大妄想っ

村上春樹さんの新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、 そして英題'Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage'が 併記されている本、 事実上「未完の習作的長篇小説」'Incomplete study novel'と 位置づけ…
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村上春樹新作「色彩を持たない多崎つくると、‥」の[欠けた一章〕の試み。

やれやれ、大変音楽への造詣も深い村上春樹さんの新作、 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み終えて、 いろんな雑事で 大変でしたが、 まぁ、これまで読書中、読後につぶやいてきたのをそっくりそのまま 転載しておきましょう。 2013年4月26日(金) 「…
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