詩歌の可能性をば。∞(31)冬の詩二作。

昨夜、「坂の上の雲」で「子規、逝く」を見ました。


司馬遼太郎の小説的な潤色の助けを借りるまでもなく、


すでに1980年代半ば頃に正岡子規の本に衝撃を受けて、


次から次と彼の主要著作物を読み貪って


明治時代の文学革新の祖として今なお尊敬していますから、


TVドラマ的な潤色をちゃんと見分けてありまして、


嬉しいことにもかの有名な辞世の句三句、へちま(糸瓜)を季語としたそのうちの一句を


わがままいっぱいの寝たきりの患者(子規)が


菅野美穂さんが扮した律という妹の介護人の持った紙に


最後の力をふり絞って肉筆でしたためた場面が最高!!!でした。


わずか35年で生を閉じたとはいえ、


バッハの再発見の功績で知られるメンデルゾーンだって


ほとんど違わない短命だったでしょ。


宮沢賢治だってそうでしょ。


‥‥医療関係者に告知されなくても


なんていえばいいか、


おのが死期を悟ってこそ


ああすっげぇ=超!生産的な活動をバリバリやってきたんでしょ。


望むとに望まざるとにもかかわらず


こんな長く生きちまったおら(あと9日で52歳になります)は


「わずかな余命のうちに何をなしうべきか?」と


いうテーマを


ほかでもない「スパンごとの潮流」で


歌ったのは、


もちろん短命のうちに生涯を閉じても後世に長く継がれている功績を


残した数々の先駆的存在を念頭に置いていたからですよ!


生き急ぐ、っていえば


何かと語弊を招きがちですが、


ただ生き急がされて何らかを残す生涯は


本当に感動的きわまりないですよね。


‥かくいうおれも自分の死期がいつになるのか分からんから


とっても偉そうに言えませんがねぇ。


でも長命は、必ずしも馬齢を重ねるとは限らないこともある、


そのことを昨日公開した新曲ビデオ「歴史仕分け」で強く訴えかけるのに


ほぼ成功したかと思います。



(*^_^*)



あ、いけね!


またもや前置きが長くなっちまったんだね。



(*^_^*)



音楽活動の息抜きにと


思って、詩作をやってみました。





ダウンジャケットつよく抱きしめ不壊なること
    (藤田哲史)

冬は嬉しい季節
着やせ着ぶくれ メタボを
気にすることもあらず
体格いかんにも関係あらず
気温が10℃を下回って
標準体温より26℃さがれば
いかにも不可抗力の冷気から
防護する金剛力士のごと
堅固固守する鎧をまとえば

上半身がきりりっと
引き締まる勇ましさ
腰から下は不細工でも
分からなくする有りがたさ
いかにも いかにも

   冬の武具。






冬の口封じ



師走はいかに物入りとはいえど
冬風が口封じにやってくるとは
思いませんか?

北風が外套を着させる
太陽が外套を脱がせる

まだ雪が降り積もらぬうちに
それとははっきり分かる冬風が
  (だって風の方角なんか関係ない)
身を引き締めるばかりに

ついでにこの一年の思いを口封じに
まいっているのではありませんか?




(*^_^*)



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