詩歌の可能性をば。∞(61)若手俳人の十五句の面倒を見て。

世情は3・11ショックから徐々に立ち直って、


ん、まあ、「自粛ムード」が一部に残るものの、


やはりそこは人間活動の継続性ですもんね、


通常どおりに持ち直しつつあるみたいッスね。


まだ危機が遠ざかっていませんが、


こころにささやかな灯火を点し続ける意味で


たとえ元の生活に戻れぬ身であろうとも


続けて行くことに意味がある!とばかりに


例のとおり


今日も詩歌添削人としての腕をふるっちゃいました。



以下に


原作を掲げましょう。




 空の下      


        野口る理



走り出す人の呼吸に蜂がゐる

正夢やみつばかがやく碗と椀

初花の周りに冷ゆる花壇かな

桜咲き差して明るき赤き傘

芽柳や先生怒るとき無言

馬小屋に簡単な椅子菜種梅雨

恋猫の眉毛らしきを震はせて

競漕(きょうそう)を咲くやうに伸びゆくレンズ

金綱は雀許すや春の夕

アネモネやぐにやと手に沿ふ文庫本

花会式鳥の鎖骨の深々と

水草生ふ水にさだめのなかりけり

灯台を守る磯巾着は風

おぼろ夜の紫煙に意志のなくて美し

晩春や魚捕まへては陸へ



(0^0^0)



一読したところ、


まだ!と首をひねっちゃいました。


くどくどしい説明はイヤだから、


おらがいっぺんに添削して見せました。


(0^0^0)





 空がどうした



    唐井誠二による添削。



走り出す人の呼気にて蜂がゐし

正夢にみつばただよふ碗と碗

初花の周りに霜の花壇かな

桜咲き驚かす傘の赤きばかり

芽柳や先生怒る無言がち

馬小屋に椅子ひっそりと菜種梅雨

恋猫のにゃんにゃん震ふる眉毛らし

競漕が咲くやうアップするレンズ

金綱の容れる雀や春の夕

アネモネにぐにやと手に沿ふ文庫本

花会に鳥の嘴ばしあっけらかん

水草生ひ水のさだめのなかりけむ

灯台守気取り磯巾着に風

おぼろ夜の紫煙に月の添ふて円

春逝かず魚捕まへ水揚げす




区切れに注意してください。


それと、


最後の季語「晩春」の扱いに


もっと大胆に踏みこめばいい。


晩春に「春逝く」がありますが、


あえて「春逝かず」と表現して、


このように詠んでみました。


比較照合してみて、


にっくきクソエロオヤジの言葉レイプマンの芸当に、


「今の自分には何が足りないか、何が自分にしか出来ない表現か」と


再考して


いろいろとヒントを得て下されば


本当に嬉しいもんです。


別に権威づらすんのが


大嫌いなんだから、


シカトして下されば結構ですよ。


ただおらとしちゃ黙っていられなくて、


またまた要らぬお節介を焼いたまでですから、


「こんクソエロオヤジなんか!!」と


馬耳東風を決めてくれれば


どんなにあんがたいことか。


(0^0^0)



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