詩歌の可能性をば。∞(57)3・11以後の詩「底抜けの明るさ」

3・11をさかいに人生観、価値観が変わったと軽々しく言って欲しくはない。


ただあまりにも広範囲に渡り過ぎる被災地、


現在進行中の原発事故の危機的状況、


さまざまな悲しみを表現する形容詞を一万語も費やし切れないほどの


巨大な現実に直面し、


詩人・芸術家として


何をしうるか?と


自問自答を繰り返してきました。


たった今


詩人としての想像力をあらん限り尽して、


詩歌添削人、歌人、俳人の仕事をのぞいて


3・11以後の事実上初の詩作品になる詩


「底抜けの明るさ」を


一気に書き上げました。


どうぞ!


ただね、著作権問題もあって、


ネット上の流出なんかイヤですが、


なんていえばいいか、


3・11をさかいに芸風を変えたとか、作風と表現を変えたとか、


おのが想像力の乏しさをみずから暴露するような


浅薄なお方々に


敢えてお見せしたく存じます。




底抜けの明るさ



いつも不思議がっている
よっぽど辛い目に会ったのに
底抜けの明るさに包まれている
そのひとは言った
「ぼくはそんな強くない」

いつも怪訝がっている
想像を越えた災難に見舞われても
底抜けの明るさで振舞っている
そのひとは言った
「思うほどに強かない」

いつも近寄りがたい
ことばを失うほどひどい境遇でも
底抜けの明るさにみなぎっている
そのひとは言った
「ぼくはそんな元気ない」

いつも羨ましく思っている
あまたの書物でも描ききれない
苦難を一身にして背負っても
底抜けの明るさを忘れない
「ひとも捨てたもんじゃない」





改稿・推敲もせずに一気に書き上げたですけどね、


一度朗読しようかと思ったら、


困った‥


涙で声がつまりそうになっちゃって。


この詩をどう扱うかは


しばらく思案していくとして、


ここで発表します。



(*^_^*)




画像






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理崎 啓

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