詩歌の可能性をば。∞(40)‥ああ、五十音の宇宙よ。

実を申しまして、「はしょり五十音」シリーズの次回作は未定であります。


だって、


(0^0^0)



「もこぼ」でお見せしたように、


日本語五十音図って


なんつーか、銀河系の何倍も巨大すぎる宇宙みたいなもんですもんねっ。


(-ε-)



だから、


どんな歌詞を書けばいいか途方にくれてましたよん。



(0^0^0)



でも


今日朝日新聞のおなじみのコラム


「ナカニシ先生の万葉こども塾」に大伴旅人の歌が引用されてありまして、


なかなか面白い歌だと思いました。


次回作への意欲を掻き立ててくれるいい歌ですっ!


(0^0^0)





もちろん、万葉集の日本語って、奈良・平安時代の上古日本語(およそ1300年前!!!)で


ありまして、


当時の発音がどえらく違いますしね。


五十音図に埋もれた宇宙のとほうもない広さですしね。



(0^0^0)



梅の花 夢(いめ)に語らく 風流(みや)びたる 花と我思(あれも)ふ 酒に浮べこそ
   (万葉集 巻五の八五七番、大伴旅人(おおとものたびと)の歌)



この一首の詳解は


朝日新聞紙上のナカニシ先生の注釈に当たられたし。



(*^_^*)



で、


この古歌をおれなりに解釈して


二首の短歌、五句の俳句を詠んでみました。



(0^0^0)





梅の花 夢(いめ)に語らく 風流(みや)びたる 花と我思(あれも)ふ 酒に浮べこそ
   (万葉集 巻五の八五七番、大伴旅人(おおとものたびと)の歌)

うめのせい ゆめにげんじて いちりんを どうかさけにぞ
うかべてあなる
たがなづく みやびたるはな いじましき このうめながめ
つくさけもがな

(梅の精ゆめに現じて一輪をどうか酒にぞ浮かべて吾なる
誰が名付く風流びたる花 いじましきこの梅汝が目
突く酒もがな)

夢うつつ梅がまがはず酒に落ち
桜よりぼってり咲ける梅ずしり
おもひより長しえに梅続きけり
散るを待ちそぐはぬ梅を手(た)折(お)らばや
酒に浮くたをやかな紅は梅の精




よくよく考えてみれば、


桜ってパッと咲きあっというまに散っちゃうんだろ。


それに比べて


梅の花が桜より先に咲いて、なかなかしぶとく永く枝にしがみついて、


散らないんでしょ。


あれは造花と疑いたくもなるんでしょ?


長命の花ですね。


(0^0^0)



ひょっとしたら


大伴旅人の歌は、時代の波に押されて日本人が梅より桜をもてはやしそうな勢いを


嘆いて、


わざわざ梅の花が夢に現れて


決して時代遅れの花なんかじゃないわよッ!と


抗議して、


さらに「秋の菊花をお酒に浮かべて風流を満喫すんでしょ?


だったら!


春は桜なんかよりは梅なる我(あれ)をお酒に浮かべてごらんよ。


どうでしょ?


決して桜に見劣りなんかしないわ」と


提案する様子を想像して、


詠んでいたもんじゃないかしらん、と


勘ぐりたくなりますね‥


勝手にその辺の事情を汲み取って


以上のごとく


二首と五句を詠んでみましたわけ。



(0^0^0)



面白いね!


古代の日本人は桜より梅を重んじていたのに、


いつのまにか桜にとって代わられていく梅の運命を


大歌人が詠んだもの、として解釈してみれば。



(0^0^0)




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