ユーチューブさん、あんがとよ。‥トゥランガリーラ交響曲

お薦めの動画欄に、


オリヴィエ・メシアン「トゥランガリーラ交響曲」のチョン・ミョンフンさんが指揮する終曲が


あったんで、


手元のCDは生活苦のため、売り払っちゃってないから、


聴き直してみたんだ。


‥‥


そォ!


少なくとも構造が明確になって、


なんつーか、演奏の「変な力み」が抜けて、無駄な力を入れなくてもいいよーになったから、


聴けるんだ。


チョン・ミョンフンさんは大した指揮者だ。


あれほど複雑な管弦楽作品をここまで分かりやすく、


明確に指揮できるなんて。


‥‥


だからといって、


小澤征爾さんが指揮した演奏は劣っている、と断じるわけなんかじゃないんだ。


むしろその演奏を聴き比べてみて、


作曲家が何を手直ししたか、


演奏上の工夫をどうこらしたか、


それは何故か、を自分なりに考えて欲しいです。


何も現代音楽だけじゃないんだ。


最近新聞で、


古楽アンサンブルでバッハ演奏に定評のあるバッハ・コレギウム・ジャパンを率いる鈴木雅明さん、


1829年に違う楽器を使い、アリアをかなり省略し、それでもバッハ復活に道を拓いてくれたメンデルスゾーンの


1841年版「マタイ受難曲」を上演することを知りました。


おれ、鈴木雅明さんの考えを支持します。


おれの好きなピアノ曲集である無言歌集、劇付随音楽「真夏の夜の夢」を残してくれた天才、メンデルスゾーンは


ああ改変してまでも


バッハの真価を伝えようとしたから、


きっと何か深い考えがあってのことだろう、とずーっと思っていましたよ。


新聞(4月3日刊)から鈴木雅明さんのお言葉を引用させていただきます。


‥「(改変は)作品の姿をゆがめるものではなく、バッハの声楽曲の形式が忘れられた当時、その真価をわかりやすく伝えようとした工夫の表れ」


‥「チェロ2本の伴奏もバロック時代の通奏低音の在り方に準じている。アリアは瞑想的なものを外し、劇的展開に寄与するものは残して聴衆の理解を助けている。原曲にない表情記号も実に自然だ」


‥「演奏は可能性の束で、どんなに正統的な姿を目指しても時代の制約に縛られる。オリジナル楽器を使うだけでバッハに迫れると思うのは錯覚。メンデルスゾーンのバッハ受容に立ち返り、現代のバッハの可能性を探りたい」



それ!それ!



音楽だけでなく、


1572年に生まれ1631年に没した大詩人、ジョン・ダンの詩を朗読するときも


その姿勢に通じていますよ。


ジョン・ダンの詩がほぼ4世紀も経ってもなお、


何故現代の我々を惹きつけ続けるのか、


おれなりのアプローチで詩朗読の可能性を


いわば演奏の可能性の域にまで高めながら朗読して、


そう問いかけ続けてきたんですよ。


音楽もしかり。


だから昨日のブログ記事で


20世紀最高の作曲家だの、21世紀の作曲家だの、


そういった括り方自体は無意味だ、と書いたわけです。


作曲家とても


自分の書いた曲を完全に理解しきってるわけなんかじゃないんだよ。


おれだって、


しょっちゅうのことなんですよ。


今の聴衆に大受けする曲を書いたからとて、


自分の力量を錯覚する愚をくれぐれも避けたいだけなんだ。



‥‥



それにつけてもねぇ、


ユーチューブさん、


こんブログを熱心に読んで下さってるフシがあるよーだねぇ。



まったくぅ、


玉石混交のネットからでも良質の文化を築いていきたい、とゆー健気なこと。


でも、


あんがとよ。


いい演奏を聴かして貰えて。


‥‥


もしオリヴィエ・メシアンさん、存命だったら(100歳!)、


おれの鳥の鳴き声を模して作った曲を聴いたら、


どんな顔をされることでしょうねぇ。。


‥‥


そォ、そォ、


おれちゃんの40代の最高傑作である鳥のオペレッタ「里子の縁結びの後家」を


聴いていただいたら、


もーッ!もーッ!



絶句すんだろ~よんねぇ。。


なんせああ温厚で、情熱的なお方ですから。。



画像




さよォ、さよォ、


おれちゃんは人類最悪の浮気大王ゴジラですもん。もん。もん。



(*^_^*)




ファジル・サイを聴け!
ワーナーミュージック・ジャパン
サイ(ファジル)

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