ジョン・ダンの詩動画‥'The Undertaking'公開!

どうやらおれちゃんのジョン・ダン詩朗読を次に聴きたい!という海外(特に本場)からの


リクエストがあんみたいッスよ。


今回選んだのは:ー


'The Undertaking'


すでに国内向けに公開してきた詩動画で得てきた映像編集のノウハウを


英詩にも駆使して、


英詩版詩動画に仕上げておきました。


しかし、ざっと読んだ割には一筋縄ではいかない詩なので、


朗読のアプローチをいろいろと試して、


やっと4回目でOKサインを出しました。



説得力の質ってこんなに違うもんだからね‥


同じことばを使っても


はたして皆と「共有」できるか、どうかの懸念も


ありますしね。


今さらですが、ジョン・ダンはすごい大詩人なんだよ!


まったく手ごわいんねぇ‥



この詩動画をご視聴されても分かんなかったら(おれだって同じよ)、


湯浅信之さんの訳文をかかげさせていただきましょう。



大仕事


私のやった大仕事は、昔の英傑たちの
 偉業にも決して劣らないもの。
しかし、もう一つ大仕事が残っている。
 それはその事を隠し通すこと。

今の世では、透明石の技術を伝えても、
 気違い沙汰と言うべきだろう。
その技術を学べる人がいると仮定して、
 切り出す石は、何処にもない。

だから、僕が今更お説教をしてみても、
 他の者たちは (肝心の用いる
素材がどこにも見つからないのだから)
 今まで通りの恋をするだろう。

しかし、内面的な美しさに、その心を
 寄せる者は、外見は捨て去る。
色艶や、素肌に心を奪われる男などは、
 古臭い衣に惚れるようなもの。

もし君が、私と同じように、女の衣を
 着た美徳を見抜くことができ、
そうして、それを愛し、そう宣言して、
 男と女の性別を忘れるならば、

そうして、この愛を、胸に秘めたまま、
 そんな愛は信じようともせず、
また、信じてもなお、嘲り笑うような
 俗な連中には、隠し通すなら、

君にそれができれば、どんな英傑より
 立派な仕事をしたことになる。
しかし、もう一つ大仕事が残っている。
 それはその事を隠し通すこと。


  (岩波文庫・対訳から)



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